フリーランスwebデザイナーの年収
- フリーランス全体の47.5%が年収400万未満
- そのうち200〜400万未満が27.9%で最も多い
- フリーランスwebデザイナーの場合45%が年収360万未満
参考:フリーランス白書2023
日本デザイン 【独自調査】フリーランスWEBデザイナーのリアルな年収を公開
1年〜3年目の年収
私も200万くらいだったので、1番多い層の中に入りますね。
私の場合は、未経験でいきなりフリーランスになったので、アシスタント的立場からのスタートでした。
そのため、月収は10万〜15万くらいだったかと思います。20万で良い方みたいな。
一時期、仕事が無い時期があったので、その時は5万くらいの時もありましたね。(冬の時期)
4年目移行の年収
私は、3〜4年で中堅の域に達する事なくブロガーに移行してしまいましたが、webデザイナー歴10年以上の先輩は月30万ほどの収入を得ていました。
でも、これが平均かと言われればそうではなく、正直、先輩の歴10年以上で月30万は安すぎます。
その理由は、ひとりの人からしか仕事を受注していなかったからだと思います。
営業が得意な人はバンバン仕事を取ってくるので、月50万とか、それ以上の月収になる人もいます。
フリーランスwebデザイナーの日常
- 8:00 仕事開始、ミーティング
- 8:20 メールチェック、進捗報告
- 8:40 制作作業
- 12:00 昼休憩&散歩(大事)
- 13:00 制作作業
- 17:00 仕事終了(案件次第だけどチャットは退出する)
- 19:00 夜ご飯
- 20:00 風呂
- 21:00 勉強or 仕事の続き
- 0:00 良きところで寝る
駆け出しのわりには、意外とまったりしているかも。(笑)
睡眠はたっぷり取れていますが、起きている間中ずっとパソコンの前にいました。
万年腰痛で、トイレに立っただけでぎっくり腰になったり(笑)
体がすごいボロボロで、よく先輩に「運動!運動!」って言われてました。
8:00 ミーティング
私、ディレクター、先輩デザイナーの3人で主に制作作業をしていたので、おはようございますの挨拶と、今日の全体の流れをビデオ通話で話していました。
その後、ディレクターと直接、案件の進捗具合の確認を画面共有でするという感じ。
テキストのみで挨拶するより、やっぱり顔を見た方が、安心感や信頼感が生まれます。
メールやチャットのみのやりとりだと、「人と仕事してる感」が薄れてしまい、配慮に欠けた言い方や説明をしてしまう頻度が増える気がします。
8:20 メールチェック、進捗報告
担当者とのやりとりもしていたので、メールで進捗具合の返事をしていました。
メールの返事は当日の勤務中に返すことが鉄則です。
フリーランスは信用命なので、返事が遅いと顧客が不安に思い離れていってしまいます。
8:40 制作作業
既にあるwebサイトの更新作業をしたり、マナーを作成したり、先輩デザイナーが作ったトップページデザインを元に他のページデザインをしたり…。
色々やっていましたが、1番楽しかったのは居酒屋のサイトで、デザインもコーディングも全て任せてもらえた案件と、保育園のトップページデザイン。
あと、自分で仕事を獲得して、ひとりで全てやるようになった案件は、やっぱり全て思い出深いですね。
1番嫌だったのが、システム構築の会社が作った複雑なデータベースに、ひたすら既存サイトの内容を移していく作業。
12:00 昼休憩&散歩
運動不足だったので、なるべく朝、昼と10分〜30分くらい散歩をするようにしていました。
ずっと家にいると行き詰まるし、気分も悶々としてくるから、ジムに行ったり、散歩に行くのは本当に大事。
17:00 仕事終了
一応17時に仕事終了で、チャットからは退出にはなりますが、納期が近かったり、ボリュームが多いと、続けて仕事をします。
21:00 勉強
デザインの本を読んで実際に作ったり、やコーディングでわからなかった所を調べたり、webデザイナーのブログもよく読んでいました。
上にも書きましたが、暇な時期があったので、武蔵野美術大学の通信過程でデザインの勉強をしていたこともありました。
でも、学校の課題をやることに追われて、webデザインに関する知識だけを深めるには、遠回りだった気がします。
フリーランスwebデザイナーの良い所・悪い所
- 通勤がない
- 仕事を選べる
- 収入が不安定
- 自分で仕事を見つけないといけない
フリーランスwebデザイナーになって感じたメリット
フリーランスになった事のデメリットは全く感じませんでした。
通勤がないし、家にいるのが好きなタイプだから、天国みたいな環境。
収入は安定しないけど、それと引き換えに得たものが大きすぎて、「もう二度と通勤のある生活には戻りたくない」と思っていました。
フリーランスwebデザイナーになって感じたデメリット
でも、自分で仕事を得なければいけない事と、将来的にはディレクションをやらざる得ない現実が、営業に苦手意識のある自分には厳しく感じました。
webデザイナーがフリーランスで食っていくには、制作進行を管理したり、お客さんに説明するディレクション能力がないと、ずーっと受け身のまま下請けを続けることになります。
会社に属していれば、営業は営業担当者に任せておけば仕事を取ってきてくれますし、webデザインのみに集中できます。
そこが強いて言えばデメリットでした。
フリーのwebデザイナーがディレクション能力を身につけることは必須なのだけど、私はブログが上手くいったので結果的にブロガーに移行しました。
フリーランスのwebデザイナーになれない理由
この記事を書くにあたり、Googleで色々検索してみました。
中にはwebデザイナーになれなかった人のエピソードもあったので、私が考えるwebデザイナーになれない人の特徴と理由を下にまとめてみました。
- 切羽詰まっていて、じっくり考える余裕がない
- 情報収集が主にTwitter(X)
- webデザイナーについてあまり調べずにスクールに入る
- そしてスクール選びに失敗する
- ツールの使い方しかわからない状態で仕事を受注しようとする(クラウドソージングで)
- 案件が来ない
- 無料や激安の案件を受ける
- The End
切羽詰まっていて、じっくり考える余裕がない
1番の理由は、「じっくり考える余裕がない」事なんじゃないかなと思います。
人間焦るとほんと判断能力が鈍ります。
私の話をすると、webデザイナーを目指した当時は、仕事が嫌で嫌で早く辞めたくて仕方ありませんでした。
なるべく早く次の仕事を決めておきたいので、かなり焦って「早くwebデザイナーにならなきゃ!」と思っていました。
それが失敗だった…!
生活があるから焦るのはしょうがないけど、正しいステップで学ばないと逆に遠回りになります。
webデザイナーとして仕事が出来るようになるまでに、最低でも1年の勉強期間は必要です。(勉強のみに専念できるなら半年)
情報収集が主にTwitter
Twitterは嘘をついている人が多いし、「webデザイナー目指してます!」なんて言うと、高額な教材を売りつけようとDMがいっぱい来ます。
勉強期間中はSNSはやらない方が身のため。
情報収集はwebデザイナーのブログなど、信用性が高いメディアを選んだ方が精度の高い情報が得られます。
webデザイナーについてあまり調べずにスクールに入る
私の場合は、webデザイナーについてネットで調べている時に「3ヶ月で身に付く」という言葉を鵜呑みにしてしまいました。(今思うとwebデザインスクールのサイトだった)
「3ヶ月でツールの使い方がわかる」の間違いですね…。
「3ヶ月でwebデザイナーに!」や「誰でもフリーランスwebデザイナーになれる!」と謳っているスクールは要注意です。
ツールの使い方しかわからない状態で仕事を受注しようとする
未経験者がいきなりクラウドソーシングで、仕事を始める事自体が無謀です。
人柄もわからない、信頼関係も無い状態で、未経験者に仕事をお願いしたい人なんていません。
必然的に単価のすさまじく安い仕事しか受注できませんし、そういうクライアントは質が悪いので、無茶な要求や修正を求めてくることもあります。
初っ端から、悪質クライアントばかり相手にすると疲弊しますし、正常な感覚が狂っていくのでオススメ出来ません。
無料や激安の案件を受ける
本来フリーランスをやるならば、充分な実績と人脈がある状態でスタートするものです。
実績がないから、無料で制作することになるし、激安違法レベルの単価の仕事をやらざるを得なくなります。
スクールに通ってしっかりと知識を身につける、いきなりフリーランスではなく企業に勤める、という流れを作ると、安く買い叩かれることはなくなります。
フリーランスのwebデザイナーになるのは難しくないが独学は無理
一般的に「デザイナー」と名が付く職業は、大学や専門学校でベースとなる専門知識を身につけてから、就職します。
webデザイナーも同じなのですが、比較的新しい職業のせいか、それが広く認知されていないように感じます。
スクールで教わることは、ツールの使い方とHTMLやCSSの知識など、「これを知らないと何も出来ない」という最低限の知識のみ。
デザインや構成など、それ以外の知識は自分で本を買ったり、調べたりして学ぶしかありません。
webサイト制作が学べるスクールと、デザインを学べるスクールと、ダブルスクールで通う人もいます。
フリーランスのwebデザイナーになるには
フリーランスのwebデザイナーになるためのステップをいかにまとめました。
- web業界についてよく調べ、理解する
- webデザイナーついてよく調べ、理解する
- 実践的な知識が学べるスクールを選ぶ
- スクールで学ぶ&人脈を作る
- ポートフォリオを作る
- 営業する
特に、最初の段階のweb業界とwebデザイナーについて、理解を深める部分に時間を割きます。
なってみて、「やっぱり向いてなかった」と思うと時間と投資したお金が無駄になります。
webデザイナーは作る作業以上に、コミュニケーションが大事な職業です。
フリーランスのwebデザイナーになりたい理由が、「ひとりで出来るから」「在宅で簡単にできそうだから」という理由の人は、大間違いなので、もう一度考えてみる事をおすすめします。
私が未経験から、フリーランスのwebデザイナーになるまでは以下の記事に詳しく書いているので、よかったら参考にしてみてください。
月収については、上にも書いたけど、以下にクラウドソーシングの月収も書いているので、興味あればどうぞ。
それでは、一緒に頑張りましょう♡チャオ!
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